2021年07月21日

大きな困難をみなさまのおかげで乗り越えてこれました。そして、これからのご支援のおねがい

2018年9月の台風21号での被災以来、長く長く、多くのみなさまにご支援、応援をいただいてきました「寝屋川市民たすけあいの会」。
折にふれ、ホームページやSNSでもお伝えしてきていますが、ようやく、新しい建物の引渡しが先日終わりました。
まだ、保存登記、所有権登記といった登記の手続きと内装と外回り、そして引っ越しが待っていますが、1600万円を超える寄付とゆめ風基金様からの支援などにより、ようやくここまで来たという感じです。
 一連の手続きが正式に終わった後に公式にきちんと会として御礼をさせていただきたいと思っています。

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 寝屋川市民たすけあいの会は1978年発足ですから、今年で43年を迎える団体です。慈善活動からボランティア活動、市民(住民)活動への移行期にその活動はじまり、2000年以降はNPO活動、そして、福祉事業としての歴史をも積み重ねています。
寝屋川という街にずっと根ざしてやってきていますので、当然その活動は、街の変化にも大きく左右されてきました。
 最近、私が寝屋川についてよくさせてもらう発信は、寝屋川という街が高齢化(高齢化率30%)と貧困化(貧困の世代間連鎖四世代目)なんですが、もう一つ付け加えるなら、大阪府北部地震と台風21号から3年、そして新型ウィルスの影響で、この1年ほど、ものすごい勢いで建物のが解体され、更地になっていることです。もちろん、そこに新しい住宅も建ってもいますがバランスとしては、解体の方が圧倒的に多い気がします。
 建物が新しくなることは、自然災害と道路の拡幅による立ち退きでしたので仕方がなかったといえばそのとおりです。しかし、昭和14年からこの地を借り、昭和30年代から建っていた建物の歴史を塗り替えることは簡単ではありません。
今回、福祉とはおおよそ関係のない分野のことをたくさん勉強させていただいています。例えば、寝屋川市民たすけあいの会がある地域が国土交通省の木造住宅密集地帯
https://www.mlit.go.jp/road/ir/ir-douro-keikaku/iken/by_pref/pdf27/861231.pdf
https://www.pref.osaka.lg.jp/attach/5385/00147448/houshin.pdf
に指定されているということは、改めて突きつけられた現実として、災害と道路、そして、新築にともなうさまざまな規制をいみじくも勉強することを余儀なくされました。自分たちが、権利をもった土地に自分たちの思うものを建てることができないということは全く想定外でした。

 また、わかっていたことですが、資金についてもかなり厳しい状況のまま現在に至っています。NPO法人ができて20年以上たち、資金的にかなり大きなNPO法人も登場している中、それでもまだNPO法人はボランティアであり、事業でなりたつものではない。寄付を収入として事業を成り立たせることは難しいという感覚がまだまだ根強いということも痛感しました。

 文頭に書きましたように、とても多くのみなさまのご支援、ご寄付とゆめ風基金さまのおかげでここまでは来ることができましたが、この先、残っている被災した建物の解体や取り壊しに関してはまだ見通しがたっていません。

 会の世代交代、このご時世の中での事業の今後の方向性、検討することを検討しているのではいったい自分たちが何をやっているのか、が、わからなくなります。

 もちろん、この間に取り組んできたことは継続しつつ、発展させていくこともやっていきますが、寝屋川市内での地域の見据えた活動の打ち出しを少しずつしていきたいと思っています。

 その第一弾が「寝屋川コミュニティフリッジ」の活動です。
6月10日からクラウドファンディングをはじめていますので、ご覧いただいた方もおられるかと思います。

 コミュニティフリッジはいうなれば、冷蔵庫のある小さな無人のフードパントリーです。2010年代のはじめにドイツではじまり、スペインやイギリスなどのヨーロッパとアメリカにひろがっているのだそうです。その日本版(岡山版)がはじまったのが昨秋。岡山の北長瀬コミュニティフリッジです。今回、私たちはそのノウハウ移転を受け、「寝屋川コミュニティフリッジ」を立ち上げようとしています。

クラウドファンディングは、ちょうど折り返しにさしかかってきました。目標額も50%を超えました。今回は、生活困窮支援という位置づけもありつつ、食品ロスへのSDGs視点からの取り組みという側面を大きく打ち出しています。
この間、いろいろな機関との調整や改めての対話をはじめています。

私たちの中では「寝屋川コミュニティフリッジ」はいろいろなきっかけづくりの一つとして考えてもいます。そこから見えてくるもの、食糧の支援を必要とする人たちはどんな人たちか?従前のラベリングからスタートするのではなく、改めて地域を見直すことを行っています。

 生活保護を申請して、保護がおりるまでの間の食べもの
 生活困窮状態に陥っている小さなこどもさんがおられる家庭に必要なおむつやミルク
 生活困窮者支援窓口に相談に行ったが基準をみたさない人の支援
 養育が難しい家庭のこどもたちの食事や学校の用具、生理用品
 学校に行くことができない女の子の生理用品(寝屋川は今年から学校で生理用品の配布事業をはじめています)
 ひきこもりで家からできることができない人に食事を届ける仕組み
などなど。

 この間に、いろいろなところとの対話の中で見えてきた層です。おそらくは数としてはそんなにないのだと思います。でも確実にそんなニーズがみえてきています。これも、私たちが「寝屋川コミュニティフリッジ」で取り組みたいことの一つです。
すべてが「寝屋川コミュニティフリッジ」で解決できるようにすることが目的でも目標でもありません。取り組みをきっかけに、新しく見えてくること、改めて見直すことを取り組んでいきたいのです。

 食品ロスへの取り組みについても、いろいろな基軸で取り組みを作っていきたいと思います。それはまだこれからですが、すでに定期的に自団体で、「フードドライブ」を開催いただけるといった声や、サルベージパーティを定期的に開催してくれる団体など、食品ロスに取り組むことからの教育的な機能と「人の役に立つ」というモチベーションを作っていくようなコンテンツも実装していきたいと思っています。

 寝屋川市民たすけあいの会という名称は1978年の会発足時からの名称です。「たすけあい」という名の示すとおり、困ったときはおたがいさまを体現する名称になっていると同時に、会のミッションは、「人と人との交流の場づくり」「たすけあいのネットワークづくり」「市民による福祉のまちづくり」をめざします、です。「たすけてください」と言える社会づくりとともに、「たすけてください」を言わないでもたすけあえる社会づくりをめざしたいと思っています。
 「コミュニティフリッジ」は収入が入る事業ではありません。寄付をベースにして、立ち上げ、そして、運用を行っていきます。
 改めて、大きな困難を乗り越えて、新しいステージに入りつつある、私たちの取り組みをぜひ応援してください。よろしくお願いします
 https://congrant.com/project/neyagawa/3062
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2021年04月04日

制度化はだれのためのものか?

毎年、2月に奈良で行われる「暮らしネットフォーラム」というイベントがある。今年もその第6回が2月27日に行われた(今年はオンライン開催)。そのイベントで、第1回から午後の一コマを私の講演時間という設定をしていただいている。私は2007年くらいから講演の依頼をほぼ断ってきていたし、もともと、フリーのテーマの講演依頼をいただくことがほとんどなく、シンポジウムのコーディネーターやシンポジストを依頼されることが多かった。その中で、とてもお世話になった方を冠したイベントであり、つながりから講演をお受けすることになり、今年で6回目になった。

実は、フリーで話をすると、おおよそ狭い福祉の話を私はすることがない。私の関心事はいわゆる「地域」や「まちづくり」といった分野になるので、たいがいが前後のお話しとは合わず申し訳ないかぎりであるが、毎年ラブコールがあるので、しぶしぶお受けしている(申し訳ないからもういいでしょう?と毎年行っているのだけれど)。
そんな中で、一度だけ福祉に類するお話しをしたことがある。それが第3回だった。このとき、平成30(2018)年の医療制度、介護保険制度、障害福祉制度などが同時改正になる寸前のフォーラムだった。このとき厚生労働省はこの時期の改革を「惑星直列」と呼んでいた。

この厚生労働省が「惑星直列」と呼んだ改革について解説をさせていただいたのが、このときの講演だった。

奈良2018

そのときの話題の中心になったスライドがこれ。

そして、このときの話をきかれてから、5月に某所での講演の依頼があり、そのときもこの【「医療」の切り口での統合】という話をさせていただいた。

ここ数日、私のSNS界隈で、話題になっているのが

厚生労働大臣が定める医療行為(令和3年厚生労働省告示第89号)である。

1つは、DPI日本会議がこの通知に関して、いま緊急に動きはじめている

タイトルはそのまま

「厚生労働大臣が定める医療行為」により、重度障害者の在宅ケア(医療的ケア)がピンチに⁈

である。

そして、他方で反応しているのが、特に児童の分野の通所や教育分野の人たちである。そもそもこの通知が「令和3年度報酬改定における医療的ケア児に係る報酬(児童発達支援及び放課後等デイサービス)の取扱い等について」で導入された新判定スコアに示されたケアの種類を担保するためのものと理解できるからだそうです。いま、次回の国会に議員立法で上程されようとしている「医療的ケア児支援法」にみられるように、ここ数年の動きとして出てきている「医(療的)ケア」の必要なこどもたち(主に)への支援がより強く出てきたとみることは簡単である。

在宅生活における「医療」行為の話は、さまざまな視点からこれまで繰り返し議論がなされてきた。医師や看護師が法律でその業務として認められている「行為」を医師や看護師以外が行うことを認めるか否か、と、簡単に説明してしまうとそういうことなのだが、実はこれは単純な話ではない。長い間、医師や看護師の主戦場は「病院」であり、そこで行われる行為の話は簡単に説明できるが、病院以外の生活の場になると、とたんに話がややこしくなる。「医療」行為を必要とする人が病院で一生生活するというのであれば別だが、多くの方は病院以外のところで生活をしている。家族がいれば、家族にその行為を医師や看護師が教えて行っていることは日常的な話なのである。つまり、暮らしのために介助や支援が必要であることと同じように医療的ケアがある。そして、それは家庭だけでなく、教育の現場や福祉の現場で家族以外の医師や看護師以外の人たちが暮らしをささえる一行為としておこなってきた歴史がある。

いまのこれらの動きだけを見ていると、またぞろ繰り返される議論かと思いがちだが、はたしてそうだろうか。

私が2018年に奈良でお話しをしたことは、そういう現実のリアリティの話というよりも、この国がいま抱えている政策的な「大きな問題解決」の方向に、いまでの議論がくみとられていってしまうことであった。つまり、「患者」の立場から求める「在宅医療」「地域医療」ではなく、超高齢社会の中での社会保障費をどうしても削減していかなければならないという旗印は、入院医療から在宅医療への大きな舵を切り始めたのが2018(平成30)年改正だった。そして、その波は確実に進んできている。

制度化というのは、官僚化社会である日本においては冷酷である。それが運動で作り上げたものであっても、制度化されたとたんに官僚化し、いわゆる「血のかわないもの」になる。

理念と信念をもって、運動し、制度化が必要なものであると信じて、制度化を勝ち取った後に、「当事者」にとっては、使い勝手の悪いものになってしまう。一方で、全くそういった支援を受けることができなかった人たちにとってみれば、その制度ができたことによって、すばらしい制度ができたとなる。

そういうことをこれまでも見てきたし、体験してきた。

今回の話も、私は来るべき序章でしかないような気がしてならない。
医療のリソースは当然、有限である。圧倒的大多数の高齢者が入院医療から在宅医療への受益者であり、病院とその周辺の経営上の利益を産む構図はすでにできつつある。その実は、単に、病院で行われる治療が、病院でなく自宅などで行われる「だけ」であるという話はすでにききおよんでいる。
そこには「暮らしの中の医療」の欠片すらない。

あまりに大きな話をしたがゆえに2018年のときの話は多くの方に理解されなかったのもしれない。しかし、確実にあのときの話がすすんでいる。

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2021年03月06日

「リバ邸ねやがわ」の立ち上げ 「オープンイノベーション&関係人口増をめざして」

2020年1月1日のBLOGで提唱した「オープンイノベーションと関係人口
徐々に、具体的な形として,動き始めています。

今年度は、寝屋川へと寝屋川から、出て少しずつ動きを固めてきました。

すでに断片的に、動きは具体化しています。

例えば、「み・らいず2」さんとの協働研修企画「ソーシャルワークアカデミー」の開催もその一環ですし、
他にもすでに動いていて、単に行って話をするという以上の動きをいま準備しているものもあります。

その動きのリリース【第1弾?】として、

寝屋川でシェアハウス「リバ邸 ねやがわ」をたちあげます。

リバ邸って何?シェアハウスって不動産賃貸業でもやるの?
いえいえ
リバ邸とは

解放集団Livertyから生まれた、「現代の駆け込み寺」をコンセプトに掲げて各地に展開しているシェアハウスです。

ぼくらLivertyは、社会実験や個を切り売りしながら生きて行くための本拠地として、現代の駆け込み寺シェアハウス「リバ邸」を構えます。
いまの日本には居場所が少ないように感じます。学校か家、会社か家。そのどちらかからこぼれ落ちてしまうと、途端に居場所が無くなってしまう。
リバ邸は居場所でありアジール(避難所、自由領域)です。
行き詰まって前にも後ろにも進めなくなってしまうくらいなら、まずは片道切符だけもって、全国各地にあるリバ邸に遊びに来てください。
「おかえり」と迎え入れてくれる、同じ思いを抱えた様々な仲間がたくさんいます。– リバ邸発起人・家入一真

リバ邸 公式HP リバ邸の理念 ・コンセプトより


それも、寝屋川市民たすけあいの会が直接に運営をするのではなく、このコンセプトに共感してくださった若者との出会いからこのプロジェクトは動き始めています。つまり、協働事業として立ち上げます。

シェアハウスの名前は
「WACOODO リバ邸ねやがわ」です
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寝屋川市民たすけあいの会から徒歩数分のところにある一軒家(「すだち」ではありません)を借り、そこをこのシェアハウス事業の拠点にします。
シェアハウスというと不動産の一種のように長く住むというイメージがありますが、このシェアハウスのコンセプトは一時滞在も含めて、いろいろな人が集い、交流するその拠点のような(昔のYouth hostelのようなイメージに近いかも)イメージです。

常々、私たちが感じている寝屋川市の貧困化、高齢化にともなって、いろいろな人に寝屋川に関係する人になってほしい。関係してくださる方を増やしたい(関係人口を増やしたい)。そんな思いを具現化する第1歩になればいいと思っています。
そして、それを実現するために20代の若者たちと協働します!

オープンにむけて、クラウドファンディングがはじまりました!

このクラウドファンディングのリターンの1つに、MUGEN見学ツアーが入っています。MUGENは寝屋川市内の精神障害者値域生活支援にかかわる四団体があらたに作った一般社団法人です(国の精神障害者にも対応した地域包括ケアシステムの資料にも三家クリニックの取り組みとして掲載されています)。今回は、寝屋川市民たすけあいの会の見学を1つにいれますので、私たちの取り組みに興味のある方は、ぜひクラウドファンディングの支援をいただき、寝屋川を訪れてください(時期は要相談になります)。

狭い意味での福祉ではなく、まちづくりを志向していかないと、そして、それは狭い世界の人のつながりではなく、広く多くの人たちとつながっていきつつ、実現していきたい。それが私(たち)が考えるオープンイノベーション・コンセプトの具現化です。

このプロジェクトの協働者の一人である菅原和也さんは「医療介護塾」という取り組みをされていますので、もちろん、医療介護職やそれに関心のある人たちが、【WACOODO】に集って欲しい。そんな思いもあります。

私たちの新しい取り組みに、注目していただくとともに、ぜひ、ご支援ください。

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posted by 凸凸 at 15:54| 大阪 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年02月07日

障害福祉の常識を問い直す講座 基礎編がスタートします

第1回3/8 「知的障害/発達障害/高次脳機能障害/認知症」みなさんが思っている障害の理解は、常識ですか?

昨年約一年おつきあいいただいた。この講座の基礎編がスタートします。

山口久美さんからお声かけをいただき、わかりやすいことをわかりにくく、考えることのヒントを2つずつほど提示しつつ、わかりやすくすることの功罪を常に意識しながら昨年、進めさせていただきました。

なにより自分自身が相当に勉強し直しましたし、本もたくさん買い、読みました。
視点としていまの障害福祉にまつわるさまざまなことを
制度中心になってしまっている
いまの社会風潮に囚われすぎている
ことに対して、1つ1つ自分なりに真摯に向き合う時間でした。

そして、今年は基礎編と題し、月1回の10回シリーズで開催されます。
基礎編ですので、考えたり、わかりやすくすることの功罪をベースにしますが、考えるテーマを1つに絞り、みなさんと考える時間をできるだけとりつつ、進めていきたいと思います。

学びたい、考えたい人たちのご参加をぜひ、お待ちしております。


以下、主催してくださる山口久美さんの紹介文です。


昨年(一部で(笑))「はまる」人が続出し、蟻地獄のようだと高い評価をいただいた「障害福祉の常識を問い直す講座」。
待望の基礎編がスタートします!
マニア中堅以上向けの講座では「難しかった・・・」とか、「モグモグ」「ぐるぐる」「ウニウニ」などのワードが流行語になるなど、冨田節が炸裂するまさに「常識はずれ」のわかりにくい=自分の常識を問い直し考えるしかない学びの時間になりました。


基礎編は、障害福祉ビギナーや、障害福祉分野との連携を考える、または、連携している方向けに、障害福祉に携わる楽しさや難しさを学べる「わかりやすい(冨田氏談)」講座になる予定ですが、年齢制限も経験年数も関係なく、どなたでも受講していただけます。

この講座は、障害福祉の常識を易しくお伝えする講座ではありません。
障害福祉の世界で常識と言われている(思われている)ことを、いろいろな角度から問い直してみることで、障害福祉の仕事に携わる者として、どう自分の仕事に向き合うかを考える(きっかけを見つける)ための講座です。
基礎編なので「問い直す」脳の使い方を易しく&優しくお話してくださるはずです。
みなさま、ふるってご参加ください!


◆受講費: 5,000円/1回、
*年間受講は割引になります:35,000円/10回(年間受講の場合、第1回目にご入金をお願いします。お振り込み後は、いかなる理由があっても返金はいたしませんのでご了承ください。)
*受講費は、全額、NPO法人寝屋川市民たすけあいの会に寄付させていただきます。
*お振り込み手数料は、受講者負担とさせていただきます。
◆日時:2021年3月〜月1回・全10回予定
    19:00〜21:00
*基本的に毎月第2月曜日になります(講師、事務局の都合で変更をお願いすることがあります。その場合できるだけ講座の中で日程調整させていただきます。)
参加費をお支払いいただいている方は後日録画視聴していただけます。
◆講師:冨田昌吾さん(NPO法人寝屋川市民たすけあいの会)
◆テーマ・内容
1.2021年3月8日(月)
「知的障害/発達障害/高次脳機能障害/認知症 」
*2回目以降次のようなテーマを考えています。
2.多機能、他職種連携
3.療育とリハビリテーション
4.くすり
5. 福祉サービス
6.支援、援助、介護
7.保健と健康とwell-being
8.支援計画
9.障害福祉の倫理
10.講座の進捗によって加えたい、または、加えるべきテーマのために保留(9回までの途中に入る場合もあります)

振り返り懇親会(無料)を予定しています
◆お申し込み方法
メールまたは、Messenger、LINEで、「お名前(ふりがな)、職業、所属」をお知らせください。
折り返し、参加費振込口座をお知らせいたします。
お振り込み確認後、講座前日までにZOOM-IDをお知らせいたします。
Mail:snow.dream.order★gmail.com (★を@に変えてください)
担当:山口久美全10回。

https://www.facebook.com/events/1071984279967061/

posted by 凸凸 at 08:37| 大阪 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年02月06日

奈良 くらしネットフォーラム 6

今月の27日に開催されます。
締め切りが来週の土曜日13日になります。
今年はオンラインですので、全国どこからでもご参加いただけます。

今年はNHKバリバラの玉木幸則さんが登壇。

とみたは毎年のごとく、一時間少しの枠をいただいています。
ピンで、かつ、フリーテーマで話をすることがとても少ない とみた がこのフォーラムだけは話をさせていただけます。

ぜひ、ご参加ください。

流行廃りに囚われず、人と人とのつながりと支援、共同についてを考えます。


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「暮らしネットフォーラム6」の案内です。
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今年も『暮らしネットフォーラム』を開催することとなりました。
有志で集まり企画されるこのフォーラムは、原点を確認すること、国や社会の
現状を明らかにし、これからを考えること、そしてそれらを踏まえ自らがどう
行動するのかということを問う大切な機会です。今回はこの状況下なので、オ
ンラインのみでの開催とさせていただきます。しかし私たちは学びを止めませ
ん。全国から様々な立場の方が集まり、その輪を広げていけたらと思っていま
す。今回も非常に豪華で濃い…いや個性的な講師陣に登壇していただきます。
オンラインなので普段は参加の難しい遠方の方もぜひご参加ください。熱い学
びの日にしましょう。ご参加お待ちしております。

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『暮らしネットフォーラム6オンライン〜廣瀬明彦氏を囲んで〜』
       この国はほんまもんの共生社会へ向かっているのか? vol.2
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日 時:2021年2月27日(土) 9:45〜17:00
会 場:オンライン(※)参加の詳細は下記申し込みページをご参照ください
定 員:・オンライン参加 zoomウェビナー 90人
    ・オンライン参加 YouTubeLIVE  410人
参加費:1,000円(※)コンビニ/ATM決済の場合は1枚あたり220円の手数
             料が購入者負担となります

≪開催プログラム≫
 9:45 開 会
10:00 対 談『共に生きていくことができる社会について語り合う
            〜新型コロナウイルスも包容しながら、
                障害者基本法などの改正に臨んでいく〜』
        対談者:玉木幸則氏
              (NHK Eテレ『バリバラ』コメンテーター
               内閣府障害者政策委員)
            尾上浩二氏
              (認定NPO法人DPI日本会議 副議長
               特定非営利活動法人ちゅうぶ 代表理事)
12:00 休 憩
13:00 講 演『次代を斬る!
           思考の回路「思いと共感×仮説と実験」の実践論
                        「協力」を手がかりに』
        講師:冨田昌吾氏(寝屋川市民たすけあいの会 事務局長)
14:15 休 憩
14:30 シンポジウム
      『「地域共生社会」?それよりちゃんと「共生」を考えようや』
       シンポジスト:
        清水明彦氏(西宮市社会福祉協議会 常務理事)
        冨田昌吾氏(寝屋川市民たすけあいの会 事務局長)
        尾上浩二氏(DPI日本会議副議長/ちゅうぶ 代表理事)
        玉木幸則氏(バリバラコメンテーター/障害者政策委員)
        竹内聖典氏(大和郡山育成福祉会 統括施設長
                      /暮らしネット運営委員)
      (進行)北野誠一氏(共生のまちづくり研究・研修所 所長)
17:00 終 了

≪申し込み方法≫ 下記のページからお願いします。
 ●Zoomウェビナー申し込みページ:
    https://knet-f6-1.peatix.com 【先着90名】
 ●YouTubeLive申し込みページ:
    https://knet-f6-2.peatix.com
posted by 凸凸 at 14:59| 大阪 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月29日

だれがウィルスと「戦争」したがっているのか?

冬に入って日本においても新型コロナウィルスの第3の波が起こっていて、連日のPCR検査での陽性者の数のレポートは続き、特に12月に入ってからは、医療者の悲鳴というタイトルで、時に、コロナ病棟を担当されている医療者ご本人や看護師ご本人が、SNSやマスコミなどに、生の声を発信されることを見ることも増えた。

また、昨年冬の流行初期から、マスメディアをにぎわせてきた人たちは、その職業がなんであれ(医者も含めて)、あいかわらずのようである。

みながそれぞれの主張で、みながそれぞれの立場でお話しをされたり、自説を述べることを私は否定しない。

新型コロナが風邪であるのか、どうか。などは、その専門ではない私にとってはわからない。
ことば遊びをするな、とお叱りをうけるかもしれないが、そもそも「風邪」というものを説明する能力を私は持たない。
だからわからない。

ただ、知っていることがある。
1つは実際に、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)にかかった人がいて、その治療をうけている人がいること。
そして、その治療法は、幾人かの専門のドクターが発信され、国の機関の報告でも述べられているような病態、そして、治療法(おもに薬物)が用いられていること、また、ハイリスクと言われている基礎疾患症状のモニターが病院ではきちんとされており、「病気」に対する「evidence」が積み重なれてきていること。

もう1つは、この新型コロナウィルス感染症が広まっていることにより、政府がさまざまなメッセージを国民に対して行い、そのことによって、生活様式を変えている人たちが少なくなく、特に経済的な影響を強く受けている人や業種があるということ。

前者は身近に行っている事実であり、後者は因果関係として起こっている事実である。

今年の春に「ふわりんクルージョンSD」への登壇の機会をいただき、その際にお話しをしたこと、その後、書いたものが雑誌(福祉労働168号特集:社会的距離(ソーシャルディスタンス)と共生)にも掲載された。そのときは「分断」をテーマに書いた。実は、続けて、福祉労働169号にも、今後は「共生」というテーマで書いている。その内容の一部はこちらにも書いた。

いまは、共生と分断もどちらも私たちは強いられているというのが一貫した私の主張だ。

第3波といわれる現象がはじまり、メディアの論調が、感染拡大がおさまらないことをして、とても気になる表現が多く現れるようになった。
実は春から欧米ではずっと、ウィルスとの戦いやウィルスとの戦争 ’War with aVirus'という表現が使われているようだ。まさに、戦争。。。

そもそも、西洋の哲学において、自然と人間の共生というものはなく、人間は自然を征服していくという意識が強いと言われている。
いま、言われている共生の哲学は、東洋的なものであり、そこには、自然と人間の共生も含まれている。ただし、それは、寄生というコンセプトも含めた共生だ。共生は必ずしも、「相利共生」を意味するものではない。戦うのではなく、うまく共存共生していく。一部の日本の感染症医が繰り返し言われていることばだ。

しかし、いまの世論はそうではない。
ウィルスをいかに排除するのか、という前提にたち、ワクチンを最優先として、その先にオリンピックの開催をおいているようにきこえる。ウィルスに打ち勝った証しとしての東京オリンピック

第3波が深刻化しはじめてから、医療崩壊ということばが踊り、「最前線で戦う医療者」が、ペルソナとして、アイコンとして、活字に踊らされる。まさに、戦時下だ。
いつのまにか、日本でも新型コロナウィルスとの戦争がはじまったのだ。
前線に送られているのは、医療者である。地域の現場の司令部は保健所。
そして、その後方支援をしているのは、ことさらに取り上げられないが、「ハイリスク群」をサポートしている高齢者・障害者をケアしている施設や介護者たちである。関係者はわかっているのだ。この後方支援部隊が崩れてしまえば、前線は持たないと。

私は第2次世界大戦をはじめ、戦争を知らない世代だ。活字でしか、その様子をしらない。まして、その活字が事実かどうかもしらない。
太平洋戦争のある作戦を比喩として使った感染症専門医の著作が不謹慎だと批判にさらされているようだが、なぜ、不謹慎といえるのだろうか。

配給も物資もこない。十分な支援が受けられない、人材は送られない。最前線は疲弊し、司令本部は機能停止をし、後方支援はボロボロと崩れていく。私が知っている太平洋戦争のある作戦はこの状況と同じだ。

戦争に例えているのは、いったいだれだ?
戦争に例えて利を得ているのは、医療者でも保健所の職員でも、まして、介護にかかわるスタッフでもない。

戦争状態にしているのは、いったいだれだ?
戦争に例えて利を得ているのは、医療者でも保健所の職員でも、まして、介護にかかわるスタッフでもない。

自作自演でしかない。まさに、ショック・ドクトリンそのものではないか。

それほどではなかった第2波をあいだにはさみつつも、第1波がほぼ終わった5月末から約半年、一体何をしていたのだ。
「戦争状態」に置く必要がないような手立てはあったはずだ。それは多くの人が指摘している。

そう。私たちは「戦争」に「戦争状態」に置かれてしまったのだ。
そして、戦争の相手は、ウィルスではないのだ。戦争をやめ、戦う相手がウィルスではないことに早く気づかないといけない。
そう思っている







posted by 凸凸 at 15:13| 大阪 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月15日

調査や統計グラフ、そして「エビデンス」に注意!じゃあ、どうみたらいいの?をお話しします

 基本的な前提として、社会福祉、福祉介護の分野という限定をつけてになりますが。
調査や統計グラフ、そして「エビデンス」には注意をした方がいいです。

そう、「取り扱い注意!」です。

私は社会学の出身なので、社会調査、社会踏査の基本を学びました。私が大学で学んでいた時代に、ちょうど、エスノメソトロジーや人類学の考え方が扱われるようになり、質的調査についても研鑽しました。
また、教育系の大学にいたために、心理実験のサンプルにも参加させてもらって、心理検査と社会調査の共通性と相違についても学ばせていただきました。

大学院にすすみ、社会福祉の世界に本格的に入ったときに、あまりの原則論のなさに正直びっくりしました。え?これはダメでしょう、という調査設計、調査票、そして、分析方法。そもそも調査とは何か?ということが、軽んじておられることに危惧をもち、大学院や研究会で何度もその話をさせてもらいました。もちろん、きちんと基本を守ってやられる方が多いのですが、少なからず、辛辣な言い方をさせてもらえれば、意味のない調査をしている研究がありました。

福祉系の学会に参加させていただいていたときもよくそういう場面に遭遇しました。もちろん、学会の発表場面ですから、きいておられる方や進行される方から厳しい指摘がされてなされていました。しかし、なぜか、その風潮は直らないどころか、ひどくなっている気もします。
それは、NPOの事務局にいると調査対象としてものすごくたくさんの調査の依頼がくるからです。

みなさん、まず、予備調査というものをされないようです。卒業論文、修士論文、研究論文、シンクタンクの研究論文、そして、行政の研究、いろいろな分野のいろいろな調査がきます。特に、ここ15年くらいはひどいですね。NPO法人のデーターベースがインターネットで調べられるようになったころでしょうか。一気に増えてた気がします。そして、ほとんどが、え?と思うような調査、調査内容です。

ものすごく極端なことをいえば、調査には仮説がありますから、調査を作る時点で、何かを調べるのではなく、何かを証明するために調査をします。調査をみて、何を証明したいのか?つまり、仮説がわからない設問が多い調査は行政系の調査以外はNGです。「NPOの女性政策に対する意識調査」とか、内閣府やそこから委託をうけたシンクタンクがやらならともかく、何を証明したいか、何を調べたいかさっぱりわかりません。予備調査が欠けているのだと思います。

なにより、私たちが調査法を学んだときに一番強く言われたことは、調査が対象になる方から奪うものについてです。つまりサンプルになっていただくことについてわきまえていなければならないことです。相手の時間を使わせていただき、相手の「資源」を使うのです。まったくといっていいほどあてはまらない調査をお願いすることなど論外です。

パソコンが日常的につかわれるようになって、統計の解析方法も格段に簡単にできるようになりました。が、分析につかう解析方法についても明示されてないもの、なぜ、その解析方法を使うのか、も明示されていません。どうなんでしょう。どんな解析方法がどんな調査設計につかわれるのか、きちんと設計できているのでしょうか。またどんな分析を想定しているのでしょう。

難しいことを書きましたが、こんな思いをもちながら過ごしています。
あと、最近のなんでもグラフと詐欺グラフの話と、このブログや私の書いたものや発信によくでてくるエビナラ(エビデンス/ナラティブ)の話をさせていただくのが、今週の木曜日の↓の講演です。ずいぶん優しくポイントつくってお話しをします。

ソーシャルワークタイトルにはありますが、どなたでもご参加いただけます。
申し込みは以下からお願いします
ソーシャルワークアカデミー【そのデータ、信頼して大丈夫ですか?-あらためて、統計、エビデンス、調査について考える-】 2020年11月19日(オンライン・Zoom) - こくちーずプロ

posted by 凸凸 at 14:28| 大阪 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月12日

「障害」の顕在化?「障害者」の顕在化?

今年度は介護保険、障害者総合支援法とも来年度の改定にむけての国の作業が進んでいる。と同時に自治体の計画の見直しの年度でもある。コロナのことでいろいろと想定外がおこっている中、この計画の見直し、策定作業も各自治体苦労されているときく。

この間の寝屋川市の自立支援協議会の精神障害者支援ワーキング、就労支援ワーキングにて、寝屋川市では障害者計画の委員会とは別に、自立支援協議会の部会で、構成メンバーに対する計画策定のためのヒアリングと称して、いまの市域の課題をみんなで話をするという時間をもった。

その中で一つ大きな課題として見えてきているのは、障害福祉計画という枠ではとらえられない、でも、その枠ではとらえるしかいまの現状ではない人たちの話だ。

あたりまえのことを書くが、行政の計画は縦割りだ。この5年以上、「地域包括支援システム」や「重層的支援体制整備」などのことばがおどっていても、それぞれの制度はそのままだし、それぞれの計画はそのままだ。計画のシステム図からいえば、地域福祉計画はそれらを総合するとなってきているが、正直、船頭的な役割になってしまって、実効的なところまで書き込み、PDCAをまわしていくという計画にならない感じがある。

また、それらの中で横軸や斜軸のものとしていわれる生活困窮者自立支援については、その役割は可能性として示されているものの、今度は「生活困窮」という切り口によって可能性と限界性をもっているように感じる。可能性をどのように地域で育てていくのか、財源の問題、人材の問題、と大きな課題として、これから直面していくのだろう。

コロナのことがあるからなのか、それともそうではないのか、おそらく両面なのだろう。

長年、障害があるとか精神疾患があるとかをことさらに明らかにせず、もしくは特に問題がなく一般の企業に就職していた方が、仕事先の事情がかわったり、職場がなくなってしまって、再就職をしようと思ったときに、障害者手帳をとったり、精神科を受診したり

就労先はすぐに見つかるものの、長続きせずに仕事をかわっている方、実は仕事先からは特段の課題の指摘もないのに、自分でやめてしまう。その背景には生活をうまく営めていない現状があるとわかったときに、その方の生活支援をどうするのか?ご本人はとくに、自分の「障害」を認めているわけでもなく(これを専門職的には「障害受容」ができていないと言ってしまうが)、どう支援していけばいいのか。

精神疾患の受けいれには、ご本人およびご家族には一定以上の時間がかかる人が多いのにもかかわらず、いまのシステムでは、どんどんと「援助のベルトコンベア」にのって動いていかなければならず、ご本人やご家族の「心のゆらぎ」や「受けいれのしんどさ」を許容する仕組みがなく、結局また躓いてしまう。そのときに相談できるところがない

たとえば、学校の仕組みがコロナで(だけでもないだろうが)どんどんと変わって、臨機応変をもとめられたときに、対応できない人たちの話

さて、これは、障害者福祉計画のテリトリーで解決していく枠組みの話なのだろうか?
現行のシステムでの答えは否だ。

だが、私たちの目前に顕在化してきている課題なのだ。それを「障害」の顕在化?「障害者」の顕在化?とよぶのか?
社会構造的な議論はともかくとして、言い古された使い方の「グレーゾーン」の拡大を、その「グレーゾーン」の見直しを含めて危急の課題としてわたしたちは直面している。

さて、どうするか。
いまの仕組みだとやはり委託相談支援をがんばるしかないが。。。うーん

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こんな寝屋川市の自立支援協議会の活動について紹介している4回のシリーズの講演を販売しています

講演記録販売:シリーズ 地域自立支援協議会について

http://neyagawatasukeai.org/news/news_20201101_2.html






posted by 凸凸 at 06:31| 大阪 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年10月12日

東京を密にしたのはだれか?そして

ちょっと、頭に浮かんだことを合間の時間に書き留めておきたい。
いつも以上に些末になるのは、ご容赦いただきたい。
前は、この手の話は連ツイしていたのだが、最近、どうもtwitterが苦手だ。なので、ここに連ツイのように書かせていただく。

昨日の夜に、NHKの令和未来会議だったか、コロナの話をミーティングのようにやっていた。


高山先生、坂本先生、岡部先生。コロナウィルスのことが拡がってから、この3人の先生とあと二人のドクターの情報をみて、現状のことをいろいろと考えている。だんだんとそれぞれのお立場もわかってきたので、それぞれのお立場をみながら、発信をみて、勉強させていただいている。私はドクターでもないし、医療職でもないが、これらの先生たちの発信をよくよくみていくと、医療者ではなくてもよくわかる。

今朝というより昨夜に高山先生がFBで発信をしていたことは、私が福祉労働168号でも書いたことと重なる。
つまりは、コロナで見えてきたいろいろな社会の現実は、実は、見えにくくなっていただけであり、その実、すでに社会にあった大きな課題にすぎない。私の福祉労働の文章の元文は5月に書いたものであるから、その時にすでにわかりすぎるほど、わかっていた話である
つまり、貧富の格差や医療システムの問題、そして、都市、特に東京の密など、わかりきっていたことだ。見ないようにして、しのいでいただけであって、すでに蔓延していた。

「新しい生活様式」についてもそうだ。もうすでに言われ尽くしている感もあるが、「新しい生活様式」ともてはやされて、新しい生活様式を送ることができるためには、新しい生活様式に対応した生活様式を送ることができない人たちによって、新しい生活様式はもたらされている。ネットで注文したものが自宅に届くためには、誰がその荷物を運ぶのだ?インターネットはどうやって届くのだ?自宅にこもっていることができるために、ゴミはだれが収集するのだ。そんな当たり前の循環を支えている社会の基礎で働く人たちのことすら、新しい生活様式を賞賛のみする人たちにはわからないらしい。

私は昨年から、つまるところ、日本の問題の一丁目一番地は「東京(圏)一極化集中」ではないかと思っていた。
東京に人があつまること、すなわち「密」になることを解消しなければ、、すべての問題が解消されないように感じていた。
大学時代からすると実に30年ぶりに移住や地方のことを本格的に取り組もうと決めた。
しかし、30年の時は、30年前に自分が現実とみていた地方や過疎の現状とは違っていた。そう当時、20年後、30年後を想像していた状況とも違っていた。

1990年代、まだまだ、田中角栄の日本列島改造論、リゾート列島構想が席巻していた。山を削り、埋め立て、ゴルフ場やスキー場、リゾートを作っていった。都市に対しての「リゾート」としての地方、または工業団地の誘致という方法をとっていた。高速道路は全国各地にでき、新幹線構想、地方飛行場と、東京を中心にした日本全国の交通網ができた。そして、ストロー現象と言われるように、高度経済成長の名残のように、どんどんと人口は東京に吸い上げられていった。

ちょうどそのころ、黒川紀章が「自然と人間の共生」をいい、共生ということばが流行した。コンクリートで自然を壊すのではなく、自然との共生を。90年代にバブルが崩壊し、2006年のリーマンショック前くらいから、地方でも、リゾート化では生き残れない、自然と人間を共生にした地方創生が生まれてきた。しかし、勘違いしてはいけない。それもまた「都市化」でしかない。東京のサテライト化なのだ。

そんなことを感じながら、いくつかの町や村の取り組みを勉強させていただいている。そうではない何かがあるはずだと。
そんな中で、コロナの影響がはじまった。それから約半年。

いま、1つ、自分が真正面から考えなければならないことに突き当たっている。
そう
「東京を密にしたのはだれか?」

大学院時代、柴田善守先生が教えてくれた「ムラ」の明と暗。そう、いまの一般的な解釈とは違う連続した「ハレとケ」。二項対立ではなかった。ムラは必ず多様化を孕んでいた。多様化していなかったムラは滅んでいった。
ソトとウチ。ウチは講や結という経済生活を守るための仕組みであり、人の流動性は常にあった。嫁入り、婿入りは、ヨソモノは歓迎された。表だって受け入れられにくい、はじかれモノは必ず、ムラの境に宿があった。

江戸時代の五人組当時ですら、ムラには自治があり、多様な生活を維持していたらしい。大家族制が明治期になって天皇制支配の仕組みの中で読み替えられたように、日本には大家族は一部の地方を除いてほとんどない。みな、嫁入り、婿入り、そして、奉公にでる。もちろん、貧しい中だ。当然、生きていくために基本的な仕組みがあってもそうはなっていない歴史の史実はたくさんある。それも地方地方にいくとよくわかる。

そう、明治になって変わった。戦争になって、すべてが崩れた。それが、いまの歴史の端だ。わずか100年あまりの間にすべてに近いことが変わっている。地方は田舎といわれ、排除の論理が横行するようになった。当然だ。経済的、労働交換的な講や結がなくなり、単なる顔の見える表面的な関係だけが残る。顔見知りの中でのわずかなもののやりとりは、半面、お互いの「イエ」の中をのぞき見る関係でもある。上下がなかった関係に資本が入り見える化されていく。やっかみという病気は、こどもが東京にいくというステータスを生んでいく。仕事はあるのに、仕事はないと。閉鎖的な面ばかりが強調される。

東京はアングラが許される。人と関係しないでも生きていける町。それを「自由」とよぶ。freeでもlibertyでもない「自由」。そう我儘放蕩でしかない。地方が田舎が都市化の波にのまれ続ければ続けるほど、人は都会へ東京へ行く。自由に吸い込まれていくのだ。人はいて、密なのに、知らない人たちの中に。

移住者が集まる町や村に集う、彼らは、その町や村にアイデンティを求める。「この町を、この村を盛り上げていこう」移住者のコミュニティができ、まさに身内感を出す。国に操作されているのも知らずに。なぜ、自治体間で競争しなければならないのか?そんな疑問はもたないの?隣より移住者が多いです。県の中で一番、関係人口が多いです。だからなに?違うでしょ?
都市化、東京支配に侵されている。
地方や田舎に、二重の「ウチ」が生まれ始めている。対立の構造は何も生まない。争うべきは、自分たち同士でもなく、隣の町でもない。
東京なのだ。

東京圏から人を動かさないとこの国は何も変わらない。東京圏に吸われていく仕組みを変えないとこの国は何も変わらない。

ますます強くそう思う。



posted by 凸凸 at 16:29| 大阪 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年10月04日

地域自立支援協議会について考えます

平成18(2006)年に障害者自立支援法が施行され、地域自立支援協議会という仕組みが示されました。その後、平成24年の改正法、平成25年に障害者総合支援法という改正に伴い、法定化されました。

 しかしながらほとんどの地域では立ち上げて数年で壁にぶつかってしまっているのではないでしょうか。

 府の研修に行くとその難しさを語られる人や自治体が多いですし、逆に障害福祉関係者の方からは近年あまりあえて語られることがないように思います。あたりまえの会議になってしまっているのでしょうか。いっぽうで、どこやらの地域では解散したとか休止したとかも言われます。

 なんだかなぁと思います。

 いま、介護保険・高齢者福祉の方で行われている○○地域ケア会議の原型はこの障害福祉の自立支援協議会だと言われています。

この春に一度、予定されていた講演がなくなったので、かわりに勝手に講演して、youtubeにあげているものがありますが

https://youtu.be/CLeeX-gy-10 
寝屋川市の自立支援協議会で行った「地域診断の考え方」ー相談・支援から取り残さないためのコミュニティ・アセスメントー

一度きちんと残しておこうと思って、いつもお世話になっている愛知県田原市総合相談センターの新井在慶さんにお願いをしてご協力をいただきました。

 4回シリーズになります。有料です。以下からお申し込みをお願いします 


 寝屋川市ではいくつかの特徴的な取り組みを行いながら、いまも積極的に活動をつづけています。そんな取り組みを紹介していきたいと思います。

このシリーズは4回の構成になっています
 第1回 地域自立支援協議会とは?歴史と考え方   youtube配信(無料)

      https://youtu.be/BAa395BHHHI

 第2回 寝屋川市自立支援協議会の取り組み(前半) youtube配信(有料 1000円)10/3〜
 第3回 寝屋川市自立支援協議会の取り組み(後半) youtube配信(有料 1000円)10/10〜

 第4回 いま、自立支援協議会は?
  対談 冨田昌吾(寝屋川市民たすけあいの会)×新井在慶さん(田原市障害者総合相談センター)
  2020年10月24日(土)14:00〜        zoomにてオンライン配信 定員100名(有料 1000円)
 第2,3回の内容を踏まえての対談になりますので、ぜひ、2,3回目の配信をご覧いただいてご参加ください

寝屋川市では、平成18年度内に第1回の全体会を開催し寝屋川市自立支援協議会が立ち上がりました。
寝屋川市は、当初よりいくつかの特徴をもって自立支援協議会を運営しています。

@官民協働を是として、自立支援協議会の場では対市交渉をしないルール
A既存の会議をできるだけ活用する(3期までに達成)。予算なしで行っている
B国の自立支援協議会のフレームにこだわらず、ボトムアップで仕組みを作っている。
 全体会の会長、座長はいない。
C障害福祉計画とリンクして、3年でフレームも含めて見直すよう仕組み化している。
D部会ごとに年次計画をたてて、「見える化」をしている。

                              などがあります。
課題はありつつも、かなり活発に活動をしています。
見た目の特徴としては、三層構造(部会【専門会議】/ワーキング/サブワーキング)+プロジェクトチーム+事務局という仕組みになっており、5つの部会があります。だいたい月に関係の会議で10つくらい会議が行われます(年間で100以上)。

そんな自立支援協議会の実践をきいて、自立支援協議会を考えてみませんか? 


posted by 凸凸 at 09:20| 大阪 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする