2019年09月11日

2019年台風15号に見る「風害」という被災の特徴 被災経験者視点から

昨年の台風21号に続いて今年の台風15号。

台風15号で甚大な被害を受けたのに、まったく報道されない千葉県館山・南房総の様子 #台風15号 - NAVER まとめ https://matome.naver.jp/odai/2156808762096005401

【台風15号】「暑くて寝られず」「ろうそく頼り」 千葉で停電続く、なお57万軒 断水も9万戸、ライフライン深刻 | 2019/9/10 - 千葉日報 https://this.kiji.is/543989177706021985

地震や水害とは違い「風害」と言っていい被災の類型だと思う。広い地域で被災、今日で72時間、道路の寸断もあるみたいだが電力会社のアナウンスからすると今日でかなりの停電は解消させるといっているみたいだし
(今日中は危うい?)東電「千葉の停電、11日中の復旧見通せず」 46万戸
https://www.asahi.com/articles/ASM9C2RWGM9CUTIL001.html

揚力ポンプの復活により断水も解消していくようだ。

昨年の台風21号で被災した者としてここからの潮が引くような関心の低下にまず懸念する。

大きな地域の停電は解消されてもここから電信柱の倒壊を直し、引き込み線の断線を調査して直していかなければならない。大→中→小と個別化されていくわけだ。電信柱がエリアですべて倒れていれば数週間かかる。
停電の場合、ニュースになるのは1万戸くらいから、それ以下だと関心は低下する。

もちろん、停電しているか、断水しているか、はその地域、その家の人しかわからないし、場合によっては両隣は復旧したけどみたいなことも起こる。道路のこっちと向こうみたいなことも起こる。

これは短時間特定範囲に起こる豪雨水害と風害に特徴的だと感じている。

地域の「共苦性」が起こりにくく「孤立」化しやすい。

今回の台風15号は過ぎたあと酷暑で熱中症の危険ということで「電気」に注目がいっているが風害の被害でこわいのは続く雨。(昨日、一部で雷雨があったりしたみたいだけど)

屋根が吹き飛んだり建物が壊れているから続く雨でいろいろなものがダメになる。

すでにブルシート不足も報道ででているけど屋根にはるのは厚さが#3000、ホームセンターに行かないとない。厚さが必要。それも、数ヶ月で実はだめになるけど。
https://www.amazon.co.jp/market-k-防水・厚手-ブルーシート-3000/dp/B01MXUSK9V


エリア的には特に千葉県南部や伊豆三浦半島なんかは兼業農家さんも多いだろうからシートさえ手に入れば自分たちでやれる人も多いだろうけど千葉市南部から東南部は市街地も多いし厳しいだろうなあとは高齢化の問題。
千葉県地図
https://www.pref.chiba.lg.jp/kouhou/kenmin/kenmin.html

千葉県の高齢化の状況
https://www.chiba.med.or.jp/general/iryonet/article/news/20130702/01/09.jpg

今回の被災状況をみていると過疎化、高齢化している地域がやはり弱い

追加でもう一つは千葉市の問題。東京に近いエリアと遠いエリアの格差。停電エリアをみると千葉市の南東部や南部。山もある。ここら千葉市長がんばってほしい。

停電してるから情報発信が遅れてるだけと信じたいけど、災害対策本部やボラセン遅い気がするのは、なぜ?
千葉県社協サイト http://www.chibakenshakyo.com/

千葉市社協は少しでている http://www.chiba-shakyo.jp/vc/%e7%81%bd%e5%ae%b3%e3%83%9c%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%83%86%e3%82%a3%e3%82%a2%e6%83%85%e5%a0%b1/

あと被災エリア別荘が多い。これ懸念事項。お金持ちや芸能人「むちゃくちゃになったらしい」じゃなくて早々に行って発信して地域に恩返しして
東MAXが購入した館山の別荘が台風被害に 植樹した木もどこかへ
https://news.livedoor.com/article/detail/17059634/

別荘が多い地域は地域全体の復旧復興が遅れやすいとも言われています。

これだけ広域に住宅被害がでると去年の西日本豪雨同様、過疎化の進んでる地域の過疎化は助長するし、大阪北部地震台風21号同様、市街地の古い住宅は壊され、弱者の追い出しがはじまる。行政、社協、npoの素早い的確な情報収集と発信を望みます。

今回なんでか、コンビニ動きのろいのもナゾ
台風15号/セブン10店、ファミマ2店、ローソン94店で休業|流通ニュース https://www.ryutsuu.biz/store/l090942.html
posted by 凸凸 at 10:53| 大阪 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月11日

まさに「いま」の時代に求められている NPO法人のマネジメント論、実践

「NPO(法人)が戦うべきは社会課題である」某有名NPO法人のリーダーたちがよく使うフレーズである。

1990年代に、日本に入ってきた「NPO」というコンセプト(としか私はいまだに思っていない)は、1998年の特定非営利活動促進法の制定のあと、2000年代に入り、特に介護保険の制度化によって、福祉介護分野で一気にその数が増えていくとともに、さまざまな分野で00年代に日本で広がった。そして、2011年の東日本大震災を経て、そのことばは市民権を得たと私は思っている(いろいろな方がいろいろ言っている)。

00年代に、NPO法人が広がっていったもう一つの要因は、行政サービスの下請け化=指定管理の促進だともいえると思うし、それによって、指定管理をするだけのためのNPO法人の設立も多かった(いまは、営利法人が一定数うけている)。論点が少し広がるが、00年代は、まだ行政サービス、公共サービスは、営利企業が行うべきものではないという市民の声が一定以上あり(もちろん、いまもある)、それゆえに、NPO法人という一見、公共性が担保される「非営利法人」が指定管理先として期待されたということもあったように思う。

さて、そういった時代をして、NPO法人は現時代に存するわけであるが、「アメリカの10大NPO」ではないが、日本にもかなりの経営規模をもったNPO法人が存在するようになった。NPO全体としては、内閣府の統計をみても、年間予算100万円以下の法人も多く、職員も5人以下の法人が多い。他方、1億円以上の法人は5%程度である。一般にNPO法人は経営規模をして、3極化しているなどと言われたりしている。

しかし、私が思うには、そういった旧態依然の論点からそろそろ抜け出ていくべき時代に入っているように思っている。

文頭に引用した「NPO法人は社会課題に立ち向かう」というスローガンはわかりやすく感じるかもしれないが、実はこれはとても難しい。

たとえば、「社会課題」と言ってもそのことが、「社会課題」であると誰がどのように規定し、その解決方法はだれかに規定されるのか否か。

そもそものNPO論で言えば、民主主義社会、市民社会における「市民」が「自分ごと」として、その「社会課題」を規定し、共有し、そして、解決にむかうためのアクションを行うという「リクツ」だった。
もちろん、その「リクツ」に愚直に向き合おうとしているNPOも一定数あろう、が、今の日本に、「その」民主主義社会もなければ、市民社会もありはせず、前提そのものにたちむかわざるをえないという根本的な構造的矛盾に苛まれる。

それどころか、いまや新自由主義社会の中で、「社会課題」の設定が、政治的、イデオロギー社会的になり、一定の価値観の中で規定される危険性は高まっている。いわゆる「ソーシャル・インパクト」の議論の危うさは、まさにここにあるように感じる。
ソーシャル・ベンチャーということばが示すように、市場論理を活用して、社会課題を解決していくという方法論は、最終的にはその組織が非営利性をもつ必然性を排除する。辛辣にいえば、その際に使われる「非営利性」という「看板」は、その社会課題が政治的、体制的であることを覆い隠したり、緩めたりすることに使われさえする。

さらに、いまやCSRは、さらに「世界的」なSDG’Sのスローガンは、マクロな体制的、政治的な対立や抵抗を、形式的な社会的な発言(いわゆるポリコレ)に収斂させる。

こうして、私たちは手段を単純化させられ、90年代の形骸化した議論を続けるか/経営的手段が市場化されることをよしとせず、小規模・ミクロ化するか/労働運動化するか、という選択肢くらいしか、リーダーたちに提供できなくなった。

組織としての適正規模をコミュニティ診断を基に自らで規定し、経営的な拡大を放棄し
自分たちが取り組む社会課題を科学的に、かつ、民主的に、そして当事者性をもって説明し
そのことを、自らが取り組みコミュニティだけではない、ことを広く発信をし
かつ、3つの財、それぞれで参加とアクションを担保していく

そういったNPO法人のマネジメント論、実践はないものか?

せつに望む



posted by 凸凸 at 15:06| 大阪 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月09日

【『人間としての尊厳』再考 〜Scandinavian Democracy というプリズムを通してみる日本社会のひずみ 〜 】二文字理明さん(大阪教育大学名誉教授)さんをおよびしての研究会 定藤記念福祉研究会連続研修会9回目

障害者福祉と地域福祉のリンクを志向し、研究とともに西宮の青葉園をはじめ各地の実践を支援してこられた故・定藤丈弘氏(大阪府立大学教授)の遺志を受け継ぎ、当事者、研究者、実践者、障害者福祉に関心を持つ人たちをつなぐ「出会いの場」の役割を果たすよう、研修会やホームページ・メーリングリストを通じた情報発信などを行っている定藤記念福祉研究会では、「障害者運動・障害者支援、地域福祉を考える」をテーマとした連続研修会を、西宮市社会福祉協議会地域共生館の「共生のまちづくり研究・研修所」のご協賛をいただいて開催しています。

第9回は、大阪教育大学名誉教授の二文字理明さんを講師にお招きし、下記のとおり開催したします。

二文字先生は、大阪教育大学で障害者福祉の教鞭をとられた後、長くスウェーデンで研究を続けられ、4年前に日本に戻られました。スウェーデンの障害者政策などの研究・報告はもとより、レイフ・クリスチャンソンの絵本の翻訳などでもご活躍されています。今回の研修会では、【『人間としての尊厳』再考 〜Scandinavian Democracy というプリズムを通してみる日本社会のひずみ 〜 】と題してお話しいただきます。現在のわが国の社会情勢や障害者支援の状況等に向けて、長年にわたるスウェーデンでの研究と生活を通した、鋭い洞察に基づくお話が聴けるものと考えております。

この連続研修会では、講師の方のお話とともに、参加者のみなさんも交えた質疑をしっかり行い、理解と思索を深めたいと考えています。多くの方のご参加をお待ちしております。


https://kokucheese.com/event/index/571040/
posted by 凸凸 at 20:24| 大阪 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月30日

めずらしく寝屋川市内で講演しました


ご存知のように、とみたは近年ほとんど講演活動をしません。まして、地元ではしゃべらないって決めて?いるのですが今回事情?がありしゃべることになりました。

寝屋川市内の精神障害者支援を行っている医療法人とそのMS法人、社会福祉法人、と、NPO法人にある寝屋川市民たすけあいの会がそれぞれの1法人ではやりづらい事業をやっていこうと設立した一般社団法人MUGEN。そのセミナーでお話をすることになったのです。
セミナーのきっかけは、実は寝屋川市自立支援協議会精神障害者支援部会主催の「地域連携勉強会」。こちらは毎年秋に精神障害者支援をテーマにして市内のいろいろな専門職とつながっていこうと言うことで行っているセミナーです。その中で特に高齢者支援をされている支援者の方から障害者福祉の制度がわかりにくいという声をいただき、それをきっかけに今回のテーマでセミナーを開催してみようと言うことになりました。

また、秋に同じテーマで今度は対象を広げて開催をする予定です。


・・・・・・・・・・
5月25日(土)、第1回MUGENセミナーを開催しました。「障害者福祉の制度とサービス」と題し、一般社団法人MUGEN代表理事の冨田より話をしました。
寝屋川市内で主に高齢者の支援に携わる方たちがご参加下さいました。

1.介護保険前夜までと社会保障制度
〜なぜ、介護保険制度と障害者福祉制度はこれほど違うのか
2.なにが違う  介護保険と障害者福祉
3.障害者福祉制度の理解とそのために
という三本構成のもと、そもそもの社会保障の考え方、障害者福祉の歴史やその成り立ちをふまえ、現行の制度の種類とその利用方法、そして介護保険との違いについてお伝えしました。

参加者の皆さまからは、「障害者福祉と高齢者福祉におけるICFの捉え方や概念の広がりの違いはなぜ起きるのか」「障害者福祉の相談支援専門員とどのような連携をとれば良いのか」といったご質問がありました。

今回、研修会場をみつわ会事業所としたところ、「初めて障害者福祉の事業所に来ました」と楽しみにしてこられた方もおられ、こうした小さなところから連携の芽が生まれるのかもしれないと思いました。

MUGENセミナーでは、今後も各種セミナーを開催していきます。どうぞご期待ください。8D65B427-3731-44B8-A96A-6A7A7D313C6D.jpg6A130401-10CC-4452-BD0E-99531717BCD4.jpgAA0FAB60-4177-4572-93CC-17EB71D33512.jpgD9F38B29-8521-492E-A01D-CD3CF3B3D8C4.jpg
posted by 凸凸 at 10:52| 大阪 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

定藤記念福祉研究会連続研修会 第8回 井岡勉さん 同志社大学名誉教授

 昨日(5月29日)、連続研修会の第8回を、井岡勉先生(同志社大学名誉教授)を講師にお招きして開催し、36人の方ににご参加いただきました。

 長く地域福祉の実践研究に携わっておられる井岡先生の生い立ち 鉄道弘済会の「社会福祉研究」第134号に書かれたもの


「地域福祉のオルタナティブ: 〈いのちの尊厳〉と〈草の根民主主義〉からの再構築 – 2016/10/22」法律文化社 の最終章

をご紹介いただきながら、まさに「いのちの尊厳」「草の根民主主義」のお話をいただきました。

私などの地域福祉を研究(していた?)ものとしては、井岡先生に長きにわたり間接的にですが、いろいろと教えていただいてきました。
そういった意味で、久しぶりに緊張しました。

2部はお弟子さんでもある関西学院大学の藤井博志先生がすすめていただき、より深めることができたと思います。


この定藤記念福祉研究会は、どなたでも参加することができます。これまでの映像もDVDを貸し出ししていますので見ることができます。↓

次回は、8月の予定です

定藤記念福祉研究会連続研修会facebookページ

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【DVDライブラリについて】
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西宮市社会福祉協議会の共生のまちづくり研究・研修所のご協力で、連続研修
会のDVDの貸出をしていただいています。ご希望の方は下記までご連絡いた
だき、貸出方法等についてご相談ください。

【DVDライブラリの利用申し込み先】
┌−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−┐
|西宮市社会福祉協議会 共生のまちづくり課             |
|          http://www.n-shakyo.jp/business/?page_id=4980 |
|                                 |
| Tel 0798−61−1361  E-mail kyoseimachi@n-shakyo.jp |
| Fax 0798−61−1409                  |
| 〒662-0857 西宮市中前田町1番23号 地域共生館 ふれぼの内    |
└−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−┘

【ご利用いただくうえでのお願い】
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・このDVDは、研修会の講師の方に、研修会に来たかったけど来れなかった
 人や、ちょっと聞き漏らしたという人に見ていただく目的でご了解を得て撮
 影、作成したものですので、コピー、公開、転用などの目的外の使用は固く
 お断りします(研修会資料についても同じです)。
・DVDの貸出・返却を希望される方は、往復の郵送料の負担をお願いします。
 西宮市社会福祉協議会共生まちづくり課にお越しいただいても結構です。
・DVDは基本的に講師の方を中心にした固定のビデオカメラで撮影したもの
 で、説明用のスクリーンなどが読めない場合もありますが、ご了承ください。

【DVDライブラリ一覧(2019/5/30現在)】
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第1回 2017年8月23日 ゲスト:牧口一二さん
第2回 2017年11月22日 ゲスト:一圓光彌さん
第3回 2018年2月28日 ゲスト:石田易司さん
第4回 2018年5月23日 ゲスト:岡本榮一さん
第5回 2018年8月29日 ゲスト:尾上浩二さん
第6回 2018年11月28日 ゲスト:里見賢治さん
第7回 2019年2月27日 ゲスト:佐野武和さん
(※)第8回(井岡勉さん)は準備中です。
posted by 凸凸 at 08:51| 大阪 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月15日

2019年度の報酬改定の資料がでました

消費税や政策的な要因で2019年度は報酬改定の年ではないにもかかわらず、報酬改定が行われます。

その資料が今週、介護保険、障害福祉ともでました。

第168回社会保障審議会介護給付費分科会(ペーパーレス)資料

https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000202420_00014.html

第5回「障害福祉サービス等報酬改定検討チーム」資料
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000167016_00009.html?fbclid=IwAR1fBi5j5ccJeW6vmhbnJq5Zn74Z7mBxAVRBDowTo7ZaRel7zBoQdoWrmx4
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2019年02月08日

「偶発性」そして、「分断化社会」

 昨夜、たまたま、TVのチャンネルをまわしていたときに、目について、しばらく観ていた。この「落合陽一×宮台真司 対談」。
おそらく最後の数分だけをみていたらしい。それが動画で全部見ることができる(まだみていない)。

落合陽一×宮台真司 次の時代をどう生きる #日テレNEWS24 #日テレ #ntv
http://www.news24.jp/articles/2019/02/08/07416470.html

そもそも、私は、落合陽一さんという方を先日、ちまたで大騒ぎになった対談ではじめて名前をしり、そのあと、荻上チキさんとのtwitterでのやりとりから興味をもって少しみたり、読んだりするようになったので、あまりよく知らない。

この対談の後半で、人間=ヒューマンがヒューマンであるための という文脈で、「偶発性」という「ことば」が語られる。

ネットの要約やポータルの紹介のタイトルはこのことばが使われている。
http://news.livedoor.com/article/detail/15990801/

そのことばに至るやりとりや、タイトルにもある「ポスト平成時代(このことばそのものには違和感が満載だが)」におとずれてくるであろう「社会」の語りの中で、

たとえば

昭和時代に「SFの世界で描かれていたような」システム社会の実現の中で、

人間が人間であることは「脱身体化」していくだろう想定は、一定の説得力のある風な議論で、その中ででてきたヒューマン=「偶発性」は議論としては興味深かった。

しかし一方で、私が気になったのは「分断化」というワードだった。

実はこの「分断化」というワードについては、正直、あまりことばの規定もされずに使われていたような感じもしたし、お二人の議論がかみあっているのか、かみあっていないのかも、再度、きいたり文章化されてこないとよくわからない感じもあった。

しかし、この「分断化」についてはかなりひっかかった。

たとえば、インターネットの検索で「分断化社会」を検索してみると、そこには大きく二つの「分断化社会」の解釈が出てくる。
一つは、社会の「再階級化」と言われるもので、グローバル社会の中で世界中で起こっている「階級化」を20世紀から21世紀を語る中ででてくるもの。
そして、もう一つは分極化(polarization)と言われるインターネットによる分断化である。
たとえば、http://www.fujitsu.com/jp/group/fri/column/opinion/2018/2018-7-6.html 
これは最近「GAFA」などの話題の中でもよく取り上げられる。

しかし、対談の中での印象は、この2つのコンセプトを意識しつつ、今後の社会の中では新たな「分断化」が起こってくるというようなニュアンス(ととれる)議論が展開された印象だった。

身体代替的なテクノロージーや空間代替的なテクノロジーは、たとえば、ひきこもりで家から一歩もでることができない方の就労をバーチャル社会だけではなく、実際の社会の中でも可能にする。ねたきりの方でもそうだ。
これは、実際に先日、オリィ研究所と、一般社団法人分身ロボットコミュニケーション協会(ARCA)が、「オリヒメ(OriHime)-D」での喫茶店の運営というプロジェクト
https://www.timeout.jp/tokyo/ja/ニュース/重度障がい者らが操作-分身-ロボットが運営するカフェオープン-082318
で、構想されている。

「障害」とは社会参加を制限されていることであるから、まさにテクノロジーによる「障害」をなくすこころみである。もともと、社会の「分断化」の現象は、階級化を生み出す(国家政治的な要因ではなく)個人因子、環境因子によるものから生み出されるものが多く、その典型的な因子は「障害」である。また、情報へのアクセスという意味でも「障害者」は高い障壁と「障害」を被り「分断化」されている。

こういった現存する分断化の要因が、仮に身体代替的なテクノロージーや空間代替的なテクノロジー、また(倫理上はかなり問題があるが)生物学的ボーダーなテクノロジー(たとえば、動物やロボットと恋愛するとか性行為をすることができるようになるとか、クローン人間が誕生するとか)の「進歩」によって、分断(化)の価値(というか実際的な線引き)が大きく変わってくることが起こりうるという議論が可能になる。

また、テクノロジーの進歩が「知」による分断ではなく、論理を理解することができるか否か、「知」に対するヒューマン(人間固有的)なアクセスができるかどうか、による分断に置き換わっていくのではないかとう議論が可能になる。(この文脈から「偶発性」がでてきたような)

という議論の展開だったような。(必ずしも、対談を紹介しているわけではないので、うけた印象を自分なりに書いているのでご容赦)

ただ、宮台さんが「資本主義にはもはや抗えない」といいつつはじめた議論なので、前提には「資本主義」ありき。

仮に「わたしたち」が、

人間が人間であることが「偶発性」であるならば、それは人間関係の中から生み出されるものであって、

と、おそらく言い始めることと、同じ言葉(コンセプト)をしてもここまで議論が違ってくるのかというおもしろさ。

そんなことをこの対談をして思いました。

posted by 凸凸 at 19:35| 大阪 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月22日

H31 2/23 暮らしネットフォーラム4〜廣瀬明彦氏を囲んで〜 「我が事・丸ごと」ってなんやねん⁉〜ほんまもんの共生社会を創り出す〜が開催されます


暮らしネットフォーラム4「我が事・丸ごと」ってなんやねん⁉〜ほんまもんの共生社会を創り出す〜 

2/23 奈良でおこなわれます。

第4回 今年の講演は、尾上浩二さん

今年も、とみたの枠もあります。

http://kurashinetnara.blog.fc2.com/blog-entry-5.html

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最近、どこでも聞くようになってきた「共生社会」という言葉。
ある意味みんな同じ言葉を使い、同じ方向に進んでる・・・
ように思えてませんか?

少し考えてみてください。何か違和感を感じませんか?

カテゴライズされた
「障害者」「高齢者」「子ども」が一緒にいるのが「共生」なのか、
今ある社会に「障害者」が溶け込んでいくのが「共生」なのか、
いやそうではなく、混ざりあうことで
全く新しい価値を持った「社会」を創ろうとしているのか。
私たちの目指す「共生社会」を今回は学びます。
そして、私たちはどう行動していくのか。
そこをとことん議論しましょう。
たくさんのご参加お待ちしております

暮らしネットフォーラム4〜廣瀬明彦氏を囲んで〜
「我が事・丸ごと」ってなんやねん〜ほんまもんの共生社会を創り出す〜

日 時: 2019年2月23日(土) 9:30〜16:30
場 所: 奈良県社会福祉総合センター
参加費: 2000円

9:30 受け付け

10:15 開 会

10:30 基調講演

『「我が事・丸ごと」ってなんやねん!〜共生社会を巡る二つの道』

講 師   認定NPO法人DPI日本会議    副議長
特定非営利活動法人 ちゅうぶ代表理事  尾上 浩二氏

12:00 休 憩

13:00 講 演   『次代を斬る! 思考の回路3』
講 師   NPO法人寝屋川市民たすけあいの会 事務局長 冨田 昌吾氏

14:15 休 憩

14:30 シンポジウム 『ほんまもんの共生社会を考えるー地域のリアルー』
シンポジスト  兵庫県西宮市社会福祉協議会    常務理事 清水 明彦氏
寝屋川市民たすけあいの会     事務局長 冨田 昌吾氏
DPI日本会議            副議長
ちゅうぶ             代表理事 尾上 浩二氏
マーブル             施設長  中井 清治氏
コーディネーター  おおさか地域生活支援ネットワーク  理事長 北野 誠一氏

16:30 終 了

17:30 懇親会
きらりCUCINA 近鉄百貨店橿原店7F 参加費3000円 定員50名

19:30 終了(予定)

posted by 凸凸 at 09:36| 大阪 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月06日

ふわりんクルージョン 2018 冬に参加して。「インクルーシブ教育」といわれるものに対するモヤモヤ感

2018年12月14日、15日に東京・秋葉原で開催された「ふわりんクルージョン2018冬」に呼ばれて参加させていただきました。
そのときに、大きくはふたつのテーマのセッションに登壇させていただいたのですが、その一つが、「医療的ケア児」の話」。数年、「ふわり」のみなさまは、この分野に力を入れておられるのは知っておりますが、私はあまり。。。だったのですけど、今回は、台風21号の被害の支援をしていただき、お世話になっている手前、素直に応じていきました。

「対談  医療的ケア児でも、学校は
 どこに行きたいか自分で選べるんやでぇ!
〜大阪府豊中式・普通学校か特別支援学校か訪問教育かは、メリデメで本人・家族が選べるんやでぇ!〜」
結局、2日目の午後の分科会も、このテーマの分科会に参加することになりました。

詳しい話は、今回ずっとご一緒させていただいた新井さんのBLOGを
http://feel1999.cocolog-nifty.com/lallapallooza/2018/12/2018-ca02.html
から5回シリーズで報告をされています。

 で、今回、とにかく、もやもやっとして帰ってきました。
 ご一緒させていただいたのが、豊中市の看護師の植田さん。豊中市の医療的ケアの必要なこどもさんへの地域の学校への看護師派遣のお話をしていただいたわけなのですが。
(たとえば、文科省のこの委員会にも委員として参加されています。)
学校における医療的ケアの実施に関する検討会議資料
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/material/1399827.htm

植田さんのお話にもやもやしたわけではなく、とにかく「つたわらなさ」が半端ないんです。

ちょうど、この仕事をお受けしたときに、見つけていた本があり。
「インクルーシブ教育の源流 1970年代の豊中市における原学級保障運動」二見妙子著 現代書館 2017 
 この本の中で整理されているように豊中の現在の教育の源流は同和教育に端を発す部分があります(同和教育をしらない人は、安易にwikiとかを引いてわかったふうにならないように)。
 大阪で生まれ、育ち、学校に行き、生活をしてきた自分たちにとってみれば、現実にある「差別」と、その歴史(解消ではない)、ドロドロしたきれい事ではないことと、現在言われている「きれいな」インクルーシブ教育なる話は、似て非なるものなのかとつくづく感じさせられた時間でした。少し前に、ある有名な発達障害児者支援をされている企業の研究者の方の発言にかみついたことがありますが、歴史を無視したきれいなことばの使い方は形式的かつ機能的な教育(など)の保障にはつながっても、このポリコレがあたりまえの世界の中では、ちょっとしたことで吹き飛んでしまう危険性を強く強く感じます。
 会場でも何回も何回もつぶやきましたが、ガチンコのどろどろした現実は、「みんな一緒の教育」をぶつかりあいの中でみなが学んできました。それは成功だけではもちろんなく多くの失敗もあります。「障害のある子が学校に来るならうちの子は転校させます」といった親や子は少なくありません。
 偏差値偏重の教育の中で、その最底辺が障害児であるとして、すべての子どもに高等教育をという運動があり、それが「地元集中」(高)運動
https://ja.wikipedia.org/wiki/地元集中

につながった歴史もあり、準高生の誕生から、いまの大阪のいろいろな障害児を対象にした高等教育につながりますhttp://www.pref.osaka.lg.jp/shienkyoiku/jiritsu-kyousei/h22senbatsu.html
が、その経過をまさに、自分たちの世代として、過ごしたものとしては、諸手をあげて賞賛できるものではありませんでした。
 「共に」は与えられるものではないです。それは当事者にだけ言えることでもありませんせん。みなが「共に」というすばらしいものを享受するためには、です。

 「みんなの学校」のドキュメンタリーを大学の講義で視聴して感想を書いていただいたときに、必ず、「あんな学校には行きたくない」という感想がありました。そう思う人もいます。

 単に同じ空間と時間を過ごすことだけでは「共に」は生まれません。教育システムそのものが変わらなければ、結局は、形だけの「共に」で終わります。

 一方で、分科会の最後に悩んだように、いま、地域の学校に行きたいと望んでいる親子に保障されるべき具体的な方法論をどう考えるか、です。
 昔の話とされている就学猶予、就学免除は年々増えています。
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/material/013/023.htm
自分の自治体に就学猶予・就学免除のこどもたちがいるかいないかを調べてみてください(自治体によってものすごく差があるようです)
中には、障害が重いからと就学免除になっている子どももいるようです。

 分科会の中で、学校教育の機能的分化の議論になったときに、加瀬先生が教育学の話をされました。違う分野のものからすれば、「機能論」は簡単に主張できますが、実際にはなかなか議論は進みません。当事者の側からすれば、歯がゆいばかりの話ですが、実際のところは大きな壁があるのが事実です。そしてそれが専門職教育にもかかわってきますから。学校に訪問看護の派遣を、という議論も機能的にはありな議論ですが、教育の側からすれば、そのことは場として提供しているだけであり、根本的な議論にならないという欠点があります。私たちは「生活の中での医療」を求めているのに、医療だけが切り離されてしまいます。そうならないための取り組みとはなにか、多面的、多声的に考えていかなければならない話に、ほんとうにもやもやして帰ってきた二日間でした。

寝屋川市民たすけあいの会 台風21号被害への支援ありがとうございました。
 
 ふわりんクルージョンの会場でも、手渡しでも、その後に振り込みやクラウドファンディングでもご支援をほんとうにありがとうございます。
 別で、いま、寝屋川の協働している他法人の仲間がクラウドファンディングを立ち上げてくれています。すでに、支援いただいているみなさまには、恐縮ですが、シェアだけでもご協力いただけるとうれしいです。

台風被害の【寝屋川市民たすけあいの会】復旧支援にご協力下さい @ready_forさんから #クラウドファンディング https://readyfor.jp/projects/tasukeai

 よろしくおねがいいたします
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2019年01月05日

台風の爪痕はまたまだえげつない


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昨日、高槻の北のお寺に行きましたが、林道の杉はなぎ倒されたままでした。あのまま、梅雨や夏になったらえらいことになると思いました。万博やカジノや都構想しかマスコミにはでませんが、まずいですよ。

寝屋川の仲間が支援で立ち上げてくださっているクラウドファンディングです。
すでにご支援いただいているかたも多くおられます。

多くのシェアのご協力をお願いします。

台風被害の【寝屋川市民たすけあいの会】復旧支援にご協力下さい @ready_forさんから #クラウドファンディング  https://readyfor.jp/projects/tasukeai



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台風でなぎ倒されたままであろう木々

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昨年のような大量の長雨が続いたら、下流域に流されます。実は、ここ最近開通した新名神高速の上ですからね、直撃するでしょうね。

行政のお金の仕組みはわかってますが、梅雨までになんとかしないとまずいですよ
posted by 凸凸 at 09:12| 大阪 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする