2018年01月14日

制度や法律と、常識との戦い

 この仕事と活動、をしているといわゆる『「身寄り」のない方』の「お見送り」をすることが少なくない。
それも長寿社会の今にしては、若くしてお送りすることになることが多い。

 この週末、脳性麻痺で一人暮らしをされていた方が逝かれた。
私とは20年近くのおつきあい。数年前には、お母さんを亡くされて、葬儀も出された(お手伝いをさせていただいた)。そのあとは、ほんとうに一人で暮らされてきた。

 脳性麻痺の二次障害で、横隔膜弛緩症になり、そこから、肺、腸といろいろな病気がでて、入院をしては、退院。その中で、数年前には腸を切除するという大きな手術も乗り越えられ、この2年ほどは入院もせずに暮らしてこられた。もちろんそれだけではなく、いろいろいろいろいろいろ。メインでかかわってくださったヘルパーの事業所さんには、ほんとうに感謝のことば以外ない。

 夏に一度、危篤になり、そこからいったん奇跡的に生還して、二度目の大きな手術も乗り越え、11月には退院まできまっていたが、残念ながら、帰ってくることはできなかった。

 ただ、ほんとうに、最後の最後まで、自分の意見や希望をきちんと伝えてくださった。そして、そのご意見や希望をただただ、「伝えて」、尊重するのが、私の役割だった。言語障害がきつく、トーキングエイドも使いながら、コミュニケーションをとられる彼は、それでもご本人の意思と理解を深めるためには、関係性と工夫がいる。

 長くかかわってくださった主治医の先生も病院さんも、そうしたご本人の意思や希望を最大限尊重してくださった。それだけではなく、家族ではない私に家族と同様の役割も担わせていただき、臨終のときもお電話をいただきよんでいただいた。

 ほんとうに信頼していただき、「家族」でない自分に病状や治療の方針を丁寧にご説明いただき、私も精一杯、ご本人の代行をさせていただいた。

 いっぽうで、いまの社会の中ではそのことは普遍化されるものではない。
 私は家族ではないのだ。
手術の同意でも大きく躓いたし、最後の最後も、生活保護受給者ということで、見送りの中で、私たちの思いははたせなかった。家族でなくても、なかまや支援者がたくさんいる。ということは、制度や法律の枠を簡単には超えられない。

 明日から、彼の遺志=私(たち)との約束を果たすために、また、戦いがはじまる。制度や法律と、常識との戦いだ。
 
 きっと、彼の思いと私(たち)の思いで、のりきっていける。そう信じている。

posted by 凸凸 at 15:42| 大阪 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月01日

2018年 新年のご挨拶

2018年になりました。
 
 旧年中はいろいろとお世話になりました。本年もどうぞよろしくお願いします。
 めずらしく年末に風邪をひいてしまいました。2017年の想定外の激務でやっとほっ、とできるということで気が緩んだのでしょうか。それとも、年末に容量以上の激務を押し込んだからでしょうか。
 
 予定通りにいかないのが人生ですが、2017年は、2016年に見直したはずの生活がまた逆戻りをしてしまい、休みのない生活に戻ってしまいました。非常勤講師をやめたことが逆に作用して、べったり寝屋川という時間が多かったです。

 寝屋川では、ご存じの方も多いと思いますが、なんと都市計画道路の立ち退きにかかってしまい、大騒ぎになっています。また、時代の変化とともに、40周年を迎えるにあたり、今後の方向性を大きく変えることになりそうです。

 そんな中で、いろいろな団体さんとのコラボ事業、活動を積極的にすすめていくことになり、めずらしく、新潟県上越市や和歌山市に視察にいくということも経験しました。

 理念を守りつつ、時代に迎合せず、しかし、時代にあわせて、変えていくことが必要になります。しんどい作業です。

 講演などの依頼は、少しずつですが、ここ数年増やしています。
 定藤福祉記念研究会の連続研修会の企画にかかわらせていただいています。
その流れは2018年も続きそうです

いまの予定では、
1月20日(土) 東京 ふわりんクルージョン2018
2月3日 奈良にて くらしネットフォーラム
に登壇予定です。

 あと、少し書きたい思いがでてきています。今年は少しBLOGの更新頻度をあげたいといまはおもっています。

 本年もどうぞよろしくおねがいいたします
posted by 凸凸 at 08:00| 大阪 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする