2020年03月19日

自治体がかわっていく 私たちはその変化についていくべきか否か

(今日のエントリーは最近のテイストとは違います)

数日前、SNSで古くからの知り合いの悲鳴が響いた。

小さな地域(ローカル)で非営利でコツコツと障害児者関係の事業を障害者自立支援法以前から実施されていた方である。

ながく小さな地域の中でやりつづけることのたいへんさは、当然、うちと一緒だし、制度の枠にある種はまらず、愚直にこどもたちやその家族に主にむきあい、地域のいろいろな団体ともコミットし、時には一緒に「つくり」ときには運営に力をかしておられる。

地域からの信頼も厚く、昔の言い方でいえば行政としても「たすかっている」はずである。

しかし、行政との委託事業のやりとりの中で、その必要性をうったえつづけていたにもかかわらず、内容については、行政の「いま」の困りごとについて切り返しに悩み、あげくのはてに、交渉の最終段階で突然、はしごをはずされたというのである。

そのやりとりをSNSでしり、みな悲しみ、その理不尽さとひどさ、そして、その方の慟哭にことばをなくした。

私やそれより年上の人たちは、このような行政とのやりとり、行政に苦渋や煮え湯をのまされ続けてきている。
またか、と。

その昔、重症心身障害の通所施設の制度化をすすめてこられた著名な方は、行政は実態がわからないから制度化できない、調査や実態の報告書を提出しろと一生懸命作って提出しても、なにも帰ってこず、次年度にまた、同じような調査の依頼がくると嘆かれていた。

そんなものだと、経営、運営的にはあきらめつつ、アクションとしては続けていかないといけないと心新たにしたものだ。

先日の奈良のくらしネットフォラームで、尾上さんとお話しをさせていただいているときに、2003年支援費ができるときに、これからこの国は動くと思っていたことが、17年たってもなにも動いていない、変わっていない。それよりも、コアな部分については悪くなっているかもしれないとお話しをした。

私の12月からの危機感とかぶる話だった。

しかし・・・ それだけではないのか

ここ2,3年、自分の地域でも行政の変化に気づく。
行政なので当然、異動がある。
異動して担当になられる方は若い。常勤ではない職員さんも増えた。嘱託の専門職も増えた。
表面上の話は、昔よりスムーズになったと感じることも増えた。
みなさん、まじめに真摯にお仕事に取り組んでくださる。
障害のある方も市民のひとりとして、市民サービスの向上に取り組んでおられる。

・・・

で???

あれ、伝わらない、コアな部分が伝わっていない

と、感じることが増えた。

接してはくださるが、見てくださらない。ご本人を。
きいてはくださるが、わかってくださらない。共感が得られている感じがない。

福祉が「サービス」になったように
行政も「サービス」化されている。それはいいことなのだろう。国の方向性としてまちがってはいない。税金泥棒、仕事しとらんやないかと市民にどなられるよりは税金を使っているのだから。

そもそも福祉の委託事業は、行政がやるべき事業を代替している。
福祉行政は、制度に基づいてやっているといいきれない、市民の困りごとを市民と一緒に考える必要性がある。
制度の中の不十分さばかりを整備しようと予算をむけることはもちろん必要だが、いまのフレームでは、制度に不備がありすぎる。
現行のフレームでは制度の不備を制度で埋めようとしても、結局また、すきまがうまれる。
市民の生活の変化に、制度はついていっていない。

そのための行政であり、委託事業であるはずだ。
しかし、そのことが通じない。行政が指摘のようにかわっていってしまっているのであれば、永遠にそのことは通じなくなっていく。

行政とのつきあいかただけではなく、その変化を肌で感じ取り、自分たちもかわらないといけないような気がしてしかたがない。

その危機感を感じている中での慟哭・・・

ローカルに実践し、運営・経営は広域的にサポートしていく仕組みを私たちは作り直さないといけないと強く感じている。
posted by 凸凸 at 06:53| 大阪 | Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私の住んでる地域で、ある委託事業が契約終了の期限を迎え、受託法人が次期の受託をしないことになり、必須事業であるにも関わらず、次の受託法人があらわれませんでした。
自立支援協議会で話し合ったのですが、強制の現場担当者は、「お金を払えばいいんでしょ。」だったので、「法律で定められた必須事業だから、受託法人が現れなかったら、役所がやることになるんじゃないですか?」と確認したら、部長は「本庁に確認します。」と、青ざめてみえましたが、このお二人も、地域のために日々頑張ってくださってる方々でした。結果は、何回かの水面下でのの調整があり、地元の大きな法人さんが受託されましたけど。
Posted by ながた なおこ at 2020年03月19日 11:06
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